アスベスト被害者が国を相手取って起こした裁判の行方を追ったドキュメンタリー

視聴者評価
ニッポン国VS泉南石綿村
2006年、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、損害賠償を求め国を訴えた。明治の終わりから石綿産業で栄えた泉南は、最盛期は200以上の工場が密集し「石綿村」と呼ばれていた。石綿は肺に吸い込むと、長い潜伏期間の末、肺ガンや中皮腫を発症する。国は70年前から調査を行い、健康被害を把握していたにもかかわらず、経済発展を優先し規制や対策を怠った。その結果、原告の多くは肺を患い、発症という”静かな時限爆弾”の爆発に怯え暮らしていた。

原は弁護団の活動や、自らも石綿工場を経営していた「市民の会」の柚岡一禎の調査に同行し、裁判闘争や原告らの人間模様を8年にわたって記録する。原告の多くは地方出身者や在日朝鮮人であり、劣悪な労働条件の下、対策も知らされぬまま身ひとつで働いていた。裁判に勝って、ささやかな幸せを願う原告たち。しかし国は控訴を繰り返し、長引く裁判は彼らの身体を確実に蝕んでいく・・・

『ゆきゆきて、神軍』から31年。全世界が待望した原一男監督の最新作『ニッポン国 VS 泉南石綿村』は完成するやいなや、世界中の映画祭から上映のオファーが相次ぎ、いち早く上映された釜山国際映画祭と山形国際ドキュメンタリー映画祭では、それぞれ最優秀ドキュメンタリー賞と市民賞を受賞し、その評価が高まっている。

見どころ
『ゆきゆきて、神軍』の原一男監督が、8年にわたり「大阪・泉南アスベスト国賠起訴」に密着。長引く裁判を通し、国家と国民のあるべき関係を鋭く問いかける。
ジャンル 公開 製作国
ドキュメンタリー 2018 日本
上映時間 映倫
215分

キャスト・スタッフ

監督 原一男
音楽 柳下美恵
製作 小林佐智子

※配信スケジュール等は、動画配信サイトにて確認してください。

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